

会社名 | 一心エステート株式会社 |
企業規模 | 〜10名 |
エリア | 東京 |
概要 | 大手不動産会社から独立後、都内で売買を中心に仲介業を展開。 エージェント制を採用しており業容を拡大中。 |
課題 | ・物件検索サイトが使いづらく、お客様の希望条件に沿ったスピーディーな物件提案が妨げられていた ・内見の日程調整に時間がかかり、顧客に向き合う時間が圧迫されていた |
解決策 | ・システムによる効率化で時間を創出し、より多くのお客様にスピーディーで質の高い提案をできる体制を整備 |
成果 | ・反響後の物出しから、内見の調整まで、Faciloを使って時間を短縮し、顧客対応時間をこれまでの1.5倍に増やせた ・並行してきめ細やかな接客フォローをできるお客さまの数を10組から15組まで増やせた |
−Facilo(ファシロ)知ったきっかけは?
高田様:以前からFaciloの市川さんのことを知っていて…市川さんがシリコンバレー時代に書いていたブログがきっかけでした。海外の不動産マーケットの動きが3年から5年遅れて日本に来るので、いつも参考に見ていたんです。そして市川さんが日本に帰国するタイミングで、本当にたまたまなんですが物件探しをお手伝いすることになりまして。そのつながりの中で、市川さんからの「不動産仲介支援のサービスを作ろうとしているんですが、何か困っていたり時間が取られていることありますか?」というヒアリングから始まりました。
−Faciloというサービスについては、どんな印象でしたか?
高田様:コンセプトがよかったですね。物件ありきの住み替えの仕方ではなく、不動産エージェントがその人の生活スタイルに合う提案をしていくことによって、軽やかに住み替えできるようにしていきたいよねと。
物件ありきでご案内をするだけなら営業マンの価値が発揮できないと思うんですよね。せっかくなら新しいサービスを使って不動産エージェントが輝けるようにしたい。仲介業こそカスタマーサクセスを導ける提案ができるようになったら良いよねみたいな話をしていました。
営業日本一への熱い思いを語る高田社長
−なぜFaciloを導入しようと思ったのですか?
高田様:Faciloのサービスで良いと思った点は2つです。1点目は物出しのための連携機能が、凄まじく画期的だと思いました。物件検索サイトって本当に僕らからしたら使いにくくて、お客さんによってカスタマイズできないから頭の中でイメージしながら作業していたんですけど、Faciloのおかげですごく便利になりました。図面のダウンロードも。
2点目は、扱う物件のほとんどが居住中なので、売主と買主の予定を調整するのは正直とても大変なんです。大体1週間の業務のうち15%から20%で週8時間は取られるので、そこを簡略化できるのは良いなと思いましたね。後工程の業務支援ツールはいっぱいあると思うんですが、ポータルサイトの反響からアポイントにかけてのサービスは、いまのところFacilo以外にないかな?と。一斉メールでもなく、営業マンの業務支援をするっていうところがすごく気に入っています。
−新しいツールを入れることに不安はなかったでしょうか
高田様:今までパワーポイントで手作業で行っていたことがウェブ上でできるので画期的でした。
山本様:最初から難しいという印象はなく、わかりやすかったです。使い方に関しても、慣れてしまえばまったく問題なかったですね。
−現場の皆さまに使っていただく上での気づきや工夫したポイントはありますか?
高田様:前職時代から色んな業務支援サービスを導入していたのですが、根付くか根付かないかのポイントは勉強会をしてもらえるかどうかの数だと思っています。導入当初から、本当にFaciloのみなさんには何度も来てもらっていたので、スムーズに導入できたと思っています。
−Facilo導入後、どんな成果があがっていますか?ぜひ具体的に教えてください。
高田様:1回ダウンロードした物件情報をまたダウンロードするとかほんと無駄じゃないですか。そういうのも無くなってすごく楽になりましたし、感覚的には1.5倍くらい業務に割ける間が増えてお客様対応できる時間が増えたと実感しています。
石川様:ログの活用によって今まではメール見てるかも分からない中で電話していたんですが、ログで物件ページを見ていることが分かった上で電話できるので、リアクションがない方は今は検討度合い高くないのかな?と判断できるようになりました。
−効率化で短縮できた時間を使って、新しく取り組んでいることはありますか?
高田様:前よりも抱えるお客さんの数を増やせた感じがします。お客さん1組あたり30分くらい提案まで時間かかるので、10組から15組くらいには増やせたイメージです。
−安定的に目標を達成していくにあたり、工夫されていることはありますか?
高田様:見える化・効率化して、同時に担当できるお客様の数を増やすことができれば、自ずと成約件数にも繋がっていくと思っています。一方で営業の質を上げて歩留まりを改善するのは、難しいと思っているんです。自分は売りの媒介を20件持ちながら、買いのお客様も7.8件回して月2.3件決めていたりしましたが、とにかく数をこなしていかない限り、営業の質は上がらないというのが持論です。どの会社にも大体ルールがあって、一定数案内して決まらなければ積極的なフォローはやめるとか。でもその感覚がわかる営業マンになるにも5年〜10年はかかる。
お客様の本音をひとりずつ直接聞けたら一番いいんですが、なかなかそうもいかないので、Faciloのログを活用するなど、効果的なご提案の見極めをしていけると良いと思っています。
−今後Faciloに期待することを教えてください
高田様:とにかく不動産営業のコミュニケーションって非常に煩雑なんですよね…それこそアメリカと比べるとすべてのプロセスで営業マンの介在があって。物件のご提案・ご案内だけでなく、司法書士や銀行ローンの手配、火災保険の提案、管理会社とのやりとりなどまでカバーするんです。提案が始まってからずっと契約後までコーディネートし続けるのは、ある意味不思議な業界だと思うんですが、最後はすべて自分に返ってくるので手を抜くことはできない。そういう意味では、営業マンの負荷を軽くしてもらえるようなサービスを今後も作ってもらえたら良いなって思っています。
−最後に、会社やチームとして実現していきたいことについて教えてください
高田様:日本一の営業マンになって欲しいと思います。日本を代表するエージェントの一人として東京だけではなく日本全部で取引できるようになって欲しい。この業界のトップランナーとして確立されるよう一人一人になって欲しいと思っています。自分も日本一の営業マンを目指してやってきて、そこそこ良いところまで絶対いるはずなので、ひとりで年間1億くらい売り上げをつくるぐらいの意気込みで頑張ってほしいなと思っています。
Faciloの未来を語る石川様と山本様